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乳がん自覚症状  乳がんを発見するには

2017/12/10 からだのケア
この記事は約 7 分で読めます。

乳がんで闘病していたフリーアナウンサーの、小林真央さん(34)が6月に亡くなり、30代など比較的若い人たちの乳がんにあらためて関心が向いている。早く見つかれば治りやすく、若い人には少ない乳がんだが、その症状や原因などの基本的な知識は押さえておきたい。ここでは乳がんの名医で知られる四国がんセンターの大住省三先生の話をもとに乳がんについてお伝えしたいと思います。

乳がんの原因は

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1.食の欧米化による肥満の増加

日本では今、「乳がん」が急増しており、年間約4万人が乳がんに罹っています。乳がん増加の背景には、日本人の食生活の欧米化による肥満や、女性の社会的進出にともなって増加している高齢出産や独身の増加などがある。

●食生活の欧米化により肥満の女性も増加している➡脂肪に蓄えられる女性ホルモンの増加

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・皮下脂肪はエネルギーだけでなくエストロゲンなどの女性ホルモンを蓄えています。乳がん発生のリスク因子として過剰な女性ホルモンの存在が指摘されており、脂肪の増加が女性ホルモンの過剰な蓄積を招くためリスク要因となる。

2.未婚・高齢出産の増加

●女性の社会進出により独身・高齢出産が増加➡乳腺がエストロゲンの影響を受け発がんを促進

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・未婚女性は既婚女性に比べて乳がんのリスクが高いことが世界各国の研究で認められており、コホート研究(日本)によると、未婚女性の乳がん死亡率は既婚女性の3.7倍と報告されています。また、初潮の低年齢化や高齢出産、閉経年齢の高齢化なども原因のひとつと考えられている。

 

乳がんの発生・増殖には、性ホルモンであるエストロゲンが重要な働きをしています。これまでに確立されたリスク要因の中には、体内のエストロゲン・レベルに影響を与えるようなものがほとんどで、実際に体内のエストロゲン・レベルが高いこと、また、体外からのホルモンとして、経口避妊薬の使用や閉経後のホルモン補充療法によって乳ガンのリスクが高くなるという根拠は、十分とされている。

 

大住省三医師 国立病院機構 四国がんセンター治療開発部長  乳がんの名医として知られる。 
乳がんに対する治療効果を最大限に引き出し、かつ患者の希望も尊重し、
治療中・治療後のQOLを良好に保つことを常に考えながら、十分なインフォームド・コンセントの後に治療方針
を決定している。また遺伝性乳がんをはじめとする遺伝性腫瘍の診療にも長く携わっている。

QOL→ クオリティ・オブ・ライフは一般にひとりひとりの人生の内容の質や、社会的にみた生活の質を指し、
ある人がどれだけ人間らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているかということを尺度としてとらえる概念をいう。

四国がんセンター

 

乳がんの症状は

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マンモグラフィーで撮影した乳腺組織

 

 

 

 

 

 

 

乳がんが多く見つかるのは40代後半から60代にかけてで、30代から増え始めるが、若い人の層は少なく、2012年のデータでは、新規の患者に占める30代以下の割合は5.8%。乳がんの5年間生存率は、しこりが2センチ以下で、転移なしの早期発見すれば99%、だけれど進行に伴って徐々に低下して、他の臓器に転移した場合だと生存率は30パーセント台になってしまう。厚生労働省は乳がん死を減らすために40歳以上の女性を対象に2年に1回のマンモグラフィーの検診を推奨している。

マンモグラフィーは「しこり」になる前の「石灰化」という段階でがんを検出するのが得意で、40歳以上では検診によるがん死亡率の低減効果が確認されているだけれど、乳腺組織もがんも白く写るため、30代以下をはじめとする乳腺組織が濃い人はがんを見つけにくいなどの弱点がある。

●弱点を克服するには!

大住医師はマンモグラフィーの弱点をなくすために、超音波を併用する方法の効果の調査を40代を対象に実施。がんの発見率は上がったが、がんではない変化を「がんの疑い」として拾いやすいことや、 現段階では超音波の乳がん検診を担当する人材が不足していることなどの課題が明らかになり、集団を対象とした検診での採用はまだ早いとして、「30代以下については、全員に勧められる乳がんの画像検診法は確率されていないのが実情と話している。

 

乳がんの生存率 5年10年

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生存率 乳がんに限らず癌になってしまった場合、究極の問題は命が助かるか否かということで、これを表す尺度に“生存率”といわれるものがあります。例えば、病気がわかってから5年間生存する率を5年生存率、10年間生存する率を10年生存率という。

 

早期発見が大切

早期発見のメリットは上の図にあるように、小さな乳がんはほとんど命を脅かすことがないので、乳がんが発生した小さな部分に留まり自覚症状もない状態なら、乳がんの手術も恐れる事は皆無。早期発見なら乳房を温存するなど、自分の希望する手術法や治療法を医師と相談して選択できる可能性も高い。また、入院期間や再発防止の治療期間なども短いので経済的負担も軽くすむ。

point  乳がんを他人事と考えていないか?

乳がんが「見つかる事」が恐い事なのではなく、「知らないまま」が最も悪い。あなた自身の身体と生活を守りあなたの周りにいる人を困らせないために「自分でできる事」と「ちょっと勇気があればできる事」を知り実行すること。

乳がん検診

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乳がんの早期発見には自己検診と画像診断を

乳がんは、初期の「非浸潤性乳管がん」の状態で治療を行えば完治させることができるそうだ。この段階で発見するためには、毎月の自己検診(セルフチェック)やマンモグラフィ、超音波などの画像診断による乳がん検診が必要。この「非浸潤性乳管ガン」には、自己検診や医師の触診で触って分かるものと、分からないものがあり、触って分からないものは、マンモグラフィ等の画像検診ではじめて「石灰化」として発見される。
このことからも、「自己検診+画像診断(マンモグラフィ・エコー等)」のセット検診が大切といえる。
乳癌学会が発表した2005年度の調査によると、腫瘍の大きさが2cm以下の早期で発見された割合は47.2%と、前回の44.9%から増加しています。つまり、検診を受ける方が増え、より早期で発見できる割合が増えたということになる。

 

非浸潤がんとは、がんが発生した場所(乳管や小葉の中)にとどまっているタイプのもので、理論的には、転移を起こさないタイプということになる。乳房の局所の病気と考え、頻度は、発見される乳がんの1-2割程度で、近年の検診マンモグラフィの普及による早期発見により、増加傾向にある。

 

検診は必ず行う
乳がんは1mmから1cmなるまで15年かかるが、1cmから2㎝になるのは2年かからない。だからこそ2cm以下の乳がんを発見するためには、毎月の自己検診と少なくとも2年に1度のマンモグラフィー検診が必要になる。

 

まとめ

大住省三医師は患者さんのQOLとインフォームドコンセント(正しい情報を得た上での合意)を常に考えながら治療方針を決定しています。また遺伝性の乳がんも多くみられるので、病院を休んで“家族性腫瘍相談室”を設けて相談にのっている。その中で遺伝子検査を行うことでその患者さんが、がんにかかりやすい体質であることがはっきりわかり、このような人ががんの早期発見につながるために全病院で総力を挙げて取り組んでいる。日本乳がん学会の乳がん診療ガイドラインでは、乳がんについての詳しい治療法や意見や相談を受け付けていますので有効に使ってください。

 

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