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酵素がカラダに必要不可欠なのは なぜか?

2018/01/08 酵素 からだのケア 免疫力アップ
この記事は約 7 分で読めます。

酵素は、動物、植物、昆虫、微生物まで生きるものすべてに存在しています。これらの全部は酵素のはたらきによって生命が支えられています。大切なことは酵素とは「生命力」そのもので私たちが健康で元気に過ごせるかどうかも「酵素」しだいということです。ここではカラダの中でどんな働きをしているかについてお伝えしたいと思います。

 

生命活動は 酵素ありき!消化・分解・代謝

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酵素は私たちのカラダの中でどんな仕事をしているのでしょうか。炭水化物タンパク質脂質の3大栄養素に、ビタミンミネラル食物繊維、そして抗酸化物質であるファイトケミカルを加えて7大栄養素と言われます。これらはカラダの中でそれぞれに大切な働きをしていますが、なかでも3大栄養素は自動車にたとえればガソリンにあたります。

自動車がガソリンだけでは動かないように、私たちのカラダも栄養素を摂り入れただけでは活動することができません。ダウンロード (14)

人間の体は100兆個の細胞でできており、細胞1個当たり100万回の異なる化学反応を行っています。この化学反応が積み重なって、脳や心臓、肺,胃、腸、手、足といった臓器や組織を動かし、ひとりひとりの生命活動が維持されます。

私たちが生きている限り、体中で連続して起こっているこのような化学反応は、それを仲立ちする「触媒」の力なしには成り立ちません。その「触媒こそ酵素です。この触媒とはいったいなんでしょうか。触媒とは自身は変化することなく化学反応を促す物質のことです。角砂糖にマッチの火を近づけても燃えませんが、角砂糖の上にたばこの灰を置いて火をつけると角砂糖は燃え上がります。これはたばこの灰が触媒となり、燃焼という化学反応を起こします。

 

酵素の本質

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酵素栄養学の祖であるエドワード・ハウエル博士は、「酵素の本質」を「タンパク質という殻に包まれた生命力のある触媒」と言っています。酵素はタンパク質でできた殻の中にあり、そこにほかの物質をとらえて、分解や合成などの化学反応を起こします。

3大栄養素が車のガソリンなら、酵素はバッテリーのようなもの。バッテリーに蓄えられた電気で、燃焼室のプラグから火花を散らすことができなければ、いくらガソリンが満タンでも車は動きません。

私たち人間のカラダも、酵素の働きがなければ、いくら栄養素を摂り入れたところで、あくびも瞬きもできないのです。

 

酵素が体のメンテナンス

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しかも酵素はただのバッテリーではなく、今、世界の自動車メーカーが次世代の車の開発にしのぎを削っていますが、酵素ははるかにその上を行っています。酵素は私たちの体中の組織や筋肉を”自動運転”してくれるだけでなく、傷ついたところを修復したり、古くなった細胞を新しい細胞に入れ替える、”自動メンテナンス”まで一手に引き受けている。

病原菌や毒素から体を守る免疫力にも、カラダ本来の力だけで怪我や病気を治す自然治癒力にも、臓器や細胞の働きを調節するホルモンをつくるのにも、すべて酵素が関わっています。

酵素は生野菜や果物、発酵食品など、熱を通していない生の食物に豊富に含まれています。これらの酵素食品をタップリと摂って、酵素というバッテリーのチャージをいつも十分に行っていくことが病気にならない秘訣なのです。

 

体内の酵素はどうすれば増やせるのか

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私たちの体の中で働いている酵素はどのくらいあるのでしょうか?以前はだいたい3000種類くらいだろうと考えられていました。研究が進んだ現在では2万種類を超えると言われています。その2万種を超える酵素は大きく「消化酵素」と「代謝酵素」に分かれます。ハウエル博士はこの2つの酵素を合わせて「潜在酵素」と呼んでいます。

きちんと消化が行われないと、どんなに栄養価のたかいものを食べても、その栄養素が利用できることはありません。それには消化酵素が欠かせないのです。

一方「代謝」とは生きるために体内で行われるさまざまな化学反応のことです。腸で吸収された栄養素からエネルギーを取り出す。細胞や器官や骨や筋肉を修復したり、古くなったものは交換するといったはたらきがあり、また免疫、ホルモン、神経などのバランスを整える。これらは生きていくうえで大切な生体活動が代謝です。この全部の働きがあって代謝酵素が成り立ちます。

 

酵素は外から補うことが大切!

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潜在酵素は年をとるにしたがって減少していきます。酵素は日々、体内でと作り出されていますが、1日でつくられる量は限られているため、一生のあいだにつくることのできる量も決まっていることになる。呼吸や排泄から細胞の入れ替えまで、すべてに関わっている酵素の働きは免疫力自然治癒力に繋がっています。

健康に暮らしてゆくには、食物に含まれている「食物酵素」を摂りいれて、からだの中の酵素をできるだけ減らさないように補っていく必要があります。ダウンロード (16)

よく「外から摂ると、かえって体内の酵素が働らかなくなるのでは?」という人がいますが、それは「ホルモン」の場合であり、酵素は外から摂れば摂るほど体にとって助かるのです。外から摂るこうそなので「対外酵素」とも言い、「潜在酵素」を「体内酵素」とも言います。

 

 

腸内細菌の酵素

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対外酵素は、食物酵素のほかに「腸内細菌酵素」があります。腸にある乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、私たちが摂取した食べ物の1部を栄養源として短鎖脂肪酸をはじめとする、体に役立つさまざまな代謝物をつくっている。それを可能にしているのが、腸内の善玉菌がもっている酵素で、この酵素をつくる能力は人の150倍以上と考えられています。

短鎖脂肪酸

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油脂を構成する成分のひとつで、そのうち炭素の数が6個以下のものが短鎖脂肪酸と呼ばれ、酢酸、プロピオン酸、酪酸などが含まれます。 短鎖脂肪酸は、ヒトの大腸において、消化されにくい食物繊維やオリゴ糖を腸内細菌が発酵することにより生成されます。

 

免疫力や自然治癒力を高めて、薬のいらない体をつくるには、酵素がタップリで腸内の善玉菌の栄養源にもなる生野菜や果物をしっかりとることが良い。

 

酵素が力を発揮する条件は

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酵素は大部分がタンパク質でできていますから、熱やPH(ペーハー=酸性、アルカリ性の度合い)によって構造が変わります。そのため、私たちが栄養源として摂りいれる食物も、生のものにしか生きた酵素は含まれていません。火を通した加熱食では食物に含まれる酵素の働きが失われてしまう。

酵素の活性化がもっとも高まる最高の温度は44℃~50℃くらいです。人間の体内は38℃~40℃で、一番高まります。病気のときに熱が出るのは、酵素を活性化させることによって体が早く治そうという自然な反応です。

 

酵素は睡眠中につくられる

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徹夜をすると、頭が働かなくなったり、からだがだるくなったりしますが、これは頭や体を働かせるバッテリーである酵素が不足しているからです。

酵素は眠っている間につくられるので、バッテリー切れのような状態になってしまうのです。酵素がつくられる場所は細胞の中です。絶えず新しい酵素がつくられるわけですが、酵素をつくる能力は年をとるごとにすこしづつ衰えてきます。20歳頃をピークとして、40代に入ると体内酵素は大きく減り始めます。年齢とともに、体が老化したり、病気になりやすくなるのは、食物を消化したり体を動かしたり、脳からの指令を体の各部分に伝えたり、新陳代謝を行ったりといった生命活動のすべてを支えている体内酵素が減ってしまうのが大きな要因です。

 

生野菜、果物、発酵食品などの酵素食でタップリと食物酵素を摂りいれましょう。体内酵素をしっかりと補う食生活を心がけていれば、いつまでも若々しく、健康で病気知らず、薬いらずの人生を送ることができるのです。

 

 

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