お酒の飲みすぎで「酵素」はどんどん減る!
夏の夕暮れの生ビール。せいいっぱい働いた1日を締めくくる晩酌。お酒を飲まれる方にとっては、これ以上ない至福のひとときだと思います。ストレス解消にもなり、血行もよくなる「酒は百薬の長」と言われるわけですね!ただしそれはあくまでも適量である場合の話。飲みすぎると体内の酵素を大量に無駄遣いし、代謝を下げて生活習慣病やガンなど、多くの病気を引き起こします。
アルコールの分解でも体は疲れている
お酒は肝臓のアルコール分解酵素によって処理されますが、その過程でアセトアルデヒドという物質が生じます。アセトアルデヒドには強い属性があり、頭痛や吐き気を引き起こし、アセトアルデヒドが十分に分解されず体の中に残ってしまうと二日酔いになるのです。アセトアルデヒドを分解するのも酵素です。飲めない体質の人がお酒を飲めば、体に大きな負担となるのはもちろんですが、たとえ飲める体質であっても、好きなだけ飲んでいいことにはなりません。
お酒を分解するのは酵素ですから、飲めば飲むだけ潜在酵素が減っていくことになります。
お酒をどのくらいの目安に飲めばいいか
人は潜在酵素の量が多ければ多いほど健康でいられるわけですから、お酒の飲みすぎは命を縮めているのと同じです。お酒の分解能力は人によって異なりますが、1日あたり日本酒なら1合、ビールは大びん1本、ウイスキーはダブルで1杯、ワインならボトル3分の1本程度が適量と言われています。
そうはいっても、お酒は人間関係の潤滑油でもあり、仲間と飲みに行って1合でおしまいというのは現実的に難しいかもしれませんよね!そういう場合は、一週間で帳尻を合わせるといいですよ!飲みすぎた日があれば、休肝日を増やして、一週間で適量の範囲内に収めるようにするのです。
お酒が「百薬の長」となるか「毒薬」となるかは、あなたの心がけしだいです。
食べる順番によって、「体内酵素」に影響が!
■同じものを食べていても雲泥の差
あなたは好きなものから食べますか?それとも好きなものは最後までとっておきますか?これまでどっちだったかは、ともかくこれからは、「生野菜から食べることを」おすすめします。体内酵素を大幅に節約できる食事のコツは生野菜や果物を先に食べることです。
スポーツをするときに、体を軽く動かしたり、ストレッチをしますよね。急に激しい運動をすると、筋肉や関節を痛めたり怪我のもとだからです。なのに食事の場合は何も気にせず、肉や油ものなど自分の好きなものから食べ始める人が少なくないようです。まさに「腹も身の内」でいきなりガッツリ、こってりの食物を受け入れるのは、胃腸にとってはかなりの負担になります。
生野菜や果物にはタップリと酵素が含まれています。その酵素でまずは自身を「事前消化」するので、胃腸にほとんど負担をかけません。
『これから食事をしますよ』と胃腸に準備をうながすには、うってつけの食物なのです。
炭水化物やタンパク質に比べて胃を通過するのが早いので、続いて入ってくる食物が渋滞を起こすこともありません。先に腸に到着した生野菜や果物は、もっている酵素で後から来る加熱料理の消化を助けるので消化酵素の節約にもなります。さらに豊富な食物繊維が油を吸着して、体内に吸収されるコレステロールの量も抑えてくれます。同じものを食べても、消化菅という1本の菅の中に先に何を通すかで消化にかかる時間や使われる酵素の量までがまったく変わってくるのです。
ちょっとしたことですが、この食事習慣が身についているかどうかで長い年月のあいだには、潜在酵素の量にも大きな差が出てくることになります。潜在酵素の量は、Ι『体の活力』や『免疫力』に直結していますから、酵素を節約する食事法をぜひ実行してくださいね!