睡眠 「眠る秘訣シリーズ」⑥週末の朝寝坊について!
仕事が休みのときぐらい朝寝坊して平日の寝不足を埋め合わせようと思うのはもっともな話です。でも、体の生物時計は朝寝坊をするとすぐ遅れてしまうのです。そんな生物時計を安定して作動させるには、なにはともあれ、毎日規則正しく寝起きすることなんです。少なくとも起床時刻は変更しないことです。
快眠の原則は規則正しく起きること!
すごく単純な原則ですが、あなたも実生活でこれを実行することは、容易ではないということはお分かりになると思います。現代社会はとにかく忙しく、眠ることが犠牲になるほかない生活が強いられていますから、そのツケを週末や休日に回して睡眠不足を解消しなければ、もっと深刻な事態を招くことになりかねませんから!
しかし、平日にもっと別の方法で睡眠不足を予防あるいは解消しておいて、週末は休日であっても、いつも通り寝起きする方が、快眠のためにも平日の活動のためにもはるかに有利なのです。長い目で見たら、そのほうが人生をずっと豊かにしてくれるはずです。
熟睡を増やす!
日曜日の朝に、遅くまで寝ているといつも就寝時刻になってもあまり眠くなく、寝付くのが遅れたり眠りが浅くなったりします。そのぶんだけ月曜日の朝には目覚めにくく、気分はスッキリせず、けだるさをかかえて、仕事に出かけるはめになります。体の生物時計が遅れて、軽い時差ボケにかかったのと同じ状態になります。そのおかげで昼間に眠気におそわれますし、うっかり居眠りでもすればそれがまた夜に持ち越されて、寝不足をいっそう増幅してしまう結果になるかもしれません。
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大切なことは、寝不足の借りをため込んで週末まで持ち越すという生活を避けて、できるだけその日のうちに清算をしてしまうことです。そのために計画的な昼寝とか、熟睡を増やす工夫をすればいいのです。
睡眠のメリハリをつける!
生物時計による1日は、活動しているときと休んでいるときの2つに分かれます。活動しているときは体温や血圧は高く緊張を促すホルモンが分泌されます。精神的にも意識的にもレベルが高い状態!それにひきかえ休んでいるときは体温、血圧とも低く緊張を解くホルモンが分泌されます。
メリハリのある生活とは、このような生物時計が指令する体内にあるすべてのリズムに忠実に従うことを意味しています。
■長い間しっかり起きていたなら、質の良い深い眠りが、たくさんまとめて体の中に出て眠気を感じます。昼間すこしぐらい眠くても、我慢できるならがんばって起きていた方が夜間に質の良い眠りがとれるし、生物時計を乱さずにすみます。それに質の良い眠りなら、睡眠時間も少なくて済みその結果、朝はスッキリと目覚めることができます。