1. TOP
  2. オーガニックを知ろう!今から始めるオーガニックライフ!!

オーガニックを知ろう!今から始めるオーガニックライフ!!

2018/06/04 オーガニック
この記事は約 5 分で読めます。

オーガニックと聞くと、どんなことを想像しますか?「有機栽培」や「無農薬栽培」などが思い当たる人が多いと思います。しかし、近年では日本をはじめ世界で高まっている環境意識や健康意識が強いために食料だけにとどまらずに、「住まい」や「音楽」までの広い範囲で使われています。あるがままの自然なライフスタイルを目指している人が増えて、私たちがオーガニックに少なからず興味をもつのは周りの人たちや、社会、自然とうまくつながって、もっとらくに心地よい生活をしたいという願いがあるようにも感じられます。

オーガニックの基本

環境への配慮や食の安全・安心が問われることが多い現在で、「オーガニック」という言葉はさまざまな商品や情報に使われています。けれどオーガニックについて、「体にいい」、「無農薬」、ぐらいで本来のコンセプトまで知っている人は少ないかもしれません。ここでは基本的なことをお伝えしたいと思います。

オーガニックの意味は?

「オーガニック」を直訳すると「有機の、有機体の」という意味ですが、今では「農薬や化学肥料に頼らない農法」または「農産物や畜産物」のことを言い、日本語の「有機栽培」ということになります。オーガニックの語幹は「オーガン(organ)」で機関や器官という意味。オーガンからオーガニックになり「自然の構成機関」、器官の一部としてつながっている、つまり、自然環境との調和を重んじて、自然保全を促進するという意味合いもあります

最近では「オーガニックな住宅」や「オーガニック音楽」など、有機栽培とは離れた分野にもその言葉が及んでいます。「有機」という意味から、自然志向で素の素材を活かしたもの、人工的な手が加われていないもの全般に「オーガニック」という表現をしています。

たとえば、「オーガニックミュージック」というとコンピューターによる効果やエレクトロニックな楽器を使わない、生なヴォーカルやエコースティックな響きを主体とした音楽を指します。

国際的な規模で有機農業推進活動を行っているIFOAM(国際有機農業運動連盟)は、オーガニックの原則として「健康」「生態系」「公正」「配慮」の4項目をあげています。

オーガニックはカラダにいいの!

オーガニック、有機といえば、ケミカルフリーで安全・安心だというイメージをもつ人が多いとおもいます。実際に、オーガニックでない普通の食品や商品は、農薬、化学物質、食品添加物によりガン、神経障害、アレルギー、湿疹などの多くの問題に関係しているともいわれています。

オーガニック認定の商品を選ぶことは、こういった問題と、安全性の確認ができていないGMO(遺伝子組み換え)原料、食品添加物を一般の食品よりは回避することにつながります。しかし、オーガニックは「化学物質不検出」を必ず保証するものではありません。

有機栽培と自然栽培の違いは?

いま、オーガニックの農産物を求める消費者の間では、手間暇かけ有機や自然栽培で農産物を生産者から直接、個人宅配で自分が安心して食べられる野菜を購入している人が増えています。そういった農産物には有機JASマークはほとんどついていないでしょう。現状では、一口に有機栽培といっても生産者によって、その農法自体に違いがあります。上の表は農産物の生産過程による、各栽培法のおおまかな違いをまとめたものです。

表の左にある慣行栽培は、私たちがスーパーで買い物する多くの野菜や果物、加工品の原料になっている農産物の栽培法です。

有機栽培はそのことばを使う人によって意味合いが違うことが多く、定義することは難しいのですが、ここでは国が定めた有機JASの認定がとれる農法のことをいいます。

有機JAS認定基準では、一定の農薬や有機肥料の使用を認めています。有機JASでいちばん推奨されている肥料は、有機JASに認定された圃場でとれた作物の残りや付近に生えている植物の残りです。ただし、天候不順などの予期せぬ出来事で作物の生育がおぼつかない場合など「やむを得ない場合に認めららえる肥料」があり、その中には牛糞なども含まれます。

有機JASマークとは?

野菜や調味料を購入するときに、上のようなマークが添付されているのを見たことはありませんか?この有機JASマークこそ、現在日本でオーガニックを証明するマークです。2001年4月から、農産物や農産加工品に「有機」と表示するには「有機JASマーク」を貼ることが義務付けられました。

有機JASマークを貼るためには、有機JAS規格で定められた基準を満たし、オーガニック検査員による検査を受け、第三者機関である認定機関から有機認定を取得しなければなりません。有機JASマークがないのに「有機〇〇」と表示されていたら、JAS法違反により罰則が科せられます(ただし畜産物、水産物、種類は別)。なお今の日本では、有機JAS認定が受けられるのは食品に限られていて、化粧品、衣料品などは適応していません。また有機JAS認定以外の海外認定の場合はIFOAM(国際有機農業運動連盟)に加盟する認定機関が国際的なオーガニックのスタンダードとしてもっとも信頼されています。

農産物の有機JAS認定のポイント
化学的に合成された、肥料および農薬の使用を避けることを基本として、播種(はしゅ)または植え付け2年以上(多年生産物の場合は最初の収穫まえ3年以上)の間、堆肥などによる土づくりを行った圃場(ほじょう)において生産された農産物。また遺伝子組み換え技術をしようしていないもの。
■有機JASマークがない下の農産物は、現在では「特別栽培農産物」と表記が統一されています。
・無農薬栽培農産物……農薬を使用せずに栽培した農産物
・無化学肥料農産物……化学肥料を使用せずに栽培した農産物
・減農薬栽培農産物……農薬の使用回数が当該地域で使用されている回数の、おおむね5割以下で栽培された農産物
・減化学肥料栽培農産物……化学肥料の使用回数が当該地域で使用されている回数の、おおむね5割以下で栽培された農産物

オーガニックのめざすものは?

こうして見ていくと”オーガニック”といったところで、いったい何を基準に選んだらよいか、迷っているかもしれません。たとえば、化学薬品や農薬はよくないものとされますが、化学の研究は日々進化し、人体や環境への負荷が少ないものが増えてきているといいます。何をもって安全・安心とするか?最終的にどんな商品を選ぶかは、私たち消費者にその判断をゆだねられているということが現状です。

\ SNSでシェアしよう! /

firstlife-naviの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

firstlife-naviの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介

tabino5211

この人が書いた記事

  • カラダの内側からキレイに!吉祥寺のオススメなオーガニックカフェ10選!

  • 水を正しく飲むことで「「リンパ液と血液の流れ」を正常に保つ!

  • グルテンフリーな生活を実践するために知っておきたいこと!

  • オーガニックを知ろう!今から始めるオーガニックライフ!!

関連記事

  • グルテンフリーな生活を実践するために知っておきたいこと!

  • カラダの内側からキレイに!吉祥寺のオススメなオーガニックカフェ10選!

  • 水を正しく飲むことで「「リンパ液と血液の流れ」を正常に保つ!