【ストレスオフ】の時代へ ストレスをマネジメントする。【現代社会のストレスに勝つ……。】№5

ストレスと上手に向き合うために、ストレスをなくす「ストレスフリー」や「ストレス解消」ストレスに対処する「ストレスコーピング」などがありますが、実際にストレスは悪者ではないっていうことはうすうす感じている人は多いと思います!そこで注目されているのが、ストレスをマネジメントする「ストレスオフ」という考え方です。
ストレスマネジメントと聞くと「なにそれ」なんて言われそうで、やや難しく感じるかもしれませんが、マネジメントとはだいたい「管理」という意味に使われることが多いです。もうちょっと入り込むと、目的を達成するために、手持ちの資源や資産、リスクなどの必要な要素を有効活用し、さらには目的を達成するために、限られた時間や資源(お金など)を有効に使おうということです。
自分で受けるストレスをしっかり理解する!
ストレスをマネジメントするといってもどうやるのか?ストレスを受ける要因は人により環境や状況が全く違いますから、自分でしっかりと理解して掴むことが大切です。人間関係のことが多いですが、そのほかに仕事の内容だったり、天候だったり、体調だったりですから先に想定しておくと良いです。
ストレスを感じることが予想することができるようになれば、心も体もそれなりの準備が整うわけですからスムーズに物事が運ぶようになるはずです。
女性の“ストレスオフ県ランキング2017”発表! 日本で一番「ストレスオフ」な県は“愛媛県”
ストレスと上手に付き合う
自分の受けているストレスをよく知り、適切に対処するには自分の受けているストレスを3つに分けることで効果が出てきます。
1、ストレス状況 ➡ 状況が改善されたり,ストレス反応に対処できたりすれば,特に問題はなくストレス解消につながる
2、ストレス反応 ➡ 状況や ストレス反応が悪化したり,慢性化したりすると,心身に何らかの症状が生じたり,仕事や生活での活動 に支障をきたしたりして ストレスに反応する
3、人間関係 ➡ 人間関係は,さまざまな面 で,ストレス状況やストレス反応に大きく関わっています。
ストレスをエネルギー源に変える
ストレスは付き合い方次第で、プラスに変えることが可能です。良い例がオリンピックでメダル獲得を期待されている選手。プレッシャーは相当なもので、精神的なストレスが大きくのしかかっている。しかし、このプレッシャーを良い方向に持っていけば、自分の力を出し切って結果をもたらすことができます。一方、プレッシャーに押しつぶされてしまうと、本来の力を出し切れず悔しい思いが残ってしまいます。
「ストレスは人間が活動するときのエネルギー源である」(ストレス学説の生みの親、セリエ博士)この言葉ほどストレスに関して説得力があるのは見当たらないほどです。ストレスを積極的にエネルギー源として活用することが大事です。
嫌なことは忘れる
「人間は忘れることができる動物」だから生きていける。
嫌なことをグジグジいつまでも悩んではよくない。解決できないからグジグジしているので、自分ではどうしようもないことです。どうせ考えてもどうにもならないことは、ケセラセラ、なるようになる、時間が解決する、と割り切ってしまうこと。一度結論を出したら、それ以上は考えない。それで立ち直れるものです。
転化
転化は、嫌なことをうまくやりすごして、プラスに変えていくことを言います、ストレスに強い、弱いは、転化が上手か下手か、ということです。ストレスの発散をどううまくするか、あるいはストレスのもとを断ち切るかのどちらかです。転化の方法は人それぞれ。自分はどんな方法ができるのか、考えてみること。
お酒に走るのは心が弱い証拠。アルコールで紛らわす習慣をつけると、肝臓がやられ体を壊します。お勧めはスポーツ。エネルギーが発散されれば、ストレスや嫌な気分も吹き飛び、爽快な気分になります。これが人間の体のメカニズムだからです。
何も考えずに運動ですっきりすることは、心にも体にも良いことです。
ストレスは自分の胸の中でため込まず、吐き出して発散しましょう。例えば嫌な上司の悪口を、友人に思いっきりしゃべってしまうことでもよいし、テレビを見て大笑いするのもよし。世渡り上手な人は、ストレスの解消が上手です。
まとめ
ストレス社会と言われて久しいですが、メンタル的なことで仕事を休んだり退職する人が増えています。まずは自分自身でストレスをコントロールするための、ストレスマネジメントを行ない、メンタルヘルスの不調を起こさないような、しっかりとしたストレスに対する自分自身の対応と理解が重要な事かと思います。
ストレスのない生活はあり得ません。ストレスといかに上手に付き合えるかで、健康で生き生きとした生活を送ることが可能です。