インフルエンザ 予防接種 インフルエンザの症状と検査

11月の下旬にもなると、毎年のように流行するインフルエンザ。はやくも宮城県ではインフルエンザが流行し始めています。TBC東北放送によると、宮城県内の医療機関ではインフルエンザの患者数が、先週、今シーズン初めて1医療機関あたり1人以上となり、県では注意を呼び掛けています。さらに宮城県では11月12日までの1週間のインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり大崎保健所管内で3・13人、登米保健所管内で1・80人になっている。県内全体では1・01人となり、前の週の2倍近くに増えて、今シーズン初めて流行開始の目安となる1人を上回りました。
これは昨シーズンよりも1週早く、新型インフルエンザが流行した2009年以来の早さとなっています。これは昨シーズンよりも1週早く、新型インフルエンザが流行した2009年以来の早さとなっています。県では「これから本格的な流行期に入るとして、手洗いやうがいを徹底するなど予防に努めてほしい」と話しています。
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インフルエンザについて
インフルエンザと“かぜ”は、原因となるウイルスの種類が異なっていて、通常の“かぜ”はのどや鼻に症状が現れるのに対し、インフルエンザは急に38~40度の高熱がでるのが特徴です。
さらに、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。また、気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあり、体力のない高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。
発症状 発熱・悪寒・頭痛 鼻と喉の乾燥・くしゃみ
主症状 発熱・筋痛・関節痛 鼻汁・鼻閉
悪寒 高度 軽度・短期間
熱と期間 38℃~40℃(3~4日間) ないかもしくは微熱
全身痛・筋痛・関節痛 高度 ない
倦怠感 高度 ほとんどない
鼻汁・鼻閉 後期より著しい 初期より著しい
咽頭 充血およびときに扁桃腫脹 やや腫れる
インフルエンザが流行する時期と型は
インフルエンザウイルスはA型、B型、C型の三つに大きく分けられ、毎年流行を繰り返すごとに変異株がでています。特にA型は多くの変異株があり、時に、世界的な大流行を引き起こします。B型も流行がありますが、C型は軽症のことが多いです。
A型インフルエンザウイルスは渡り鳥などによって地球規模で運ばれており、どの型が流行するかの予測は困難です。
日本ではインフルエンザは通常、12~3月に流行します。これは、温度が低く乾燥した冬には、空気中に漂っているウイルスが長生きできるからです。
また、乾燥した冷たい空気により、私たちののどや鼻の粘膜が弱っています。年末年始の人の移動でウイルスが全国的に広がるのも一つの原因だといわれており、これらの原因が重なって流行しやすい時期となっています。
インフルエンザはどのように広がる?
普通の“かぜ”のウイルスの感染経路は(かぜウイルスの中でも最も多いライノウイルスの場合)、特に手から手による接触感染の頻度が高いといわれています。
それに対して、インフルエンザウイルスは患者のくしゃみや咳、痰などで吐き出される微粒子(飛沫)を介して感染する「飛沫感染」が中心です。
■飛沫感染
くしゃみや咳に含まれるウイルスがそのまま、あるいは空気中に浮遊しているうちに他の人の呼吸器に吸い込まれます。
かかってしまったときの対処法
インフルエンザと疑われるときは、安易に風邪と判断せずに早めに医療機関を受診し、治療を受けてください。発症後48時間以内に抗ウイルス薬の服用・吸引をすれば、症状が軽減され、早く治ることになります。(対象は1歳以上)
早めに治療することは自分の身体を守るだけではなく、ほかの人にインフルエンザをうつさないという意味でも重要です。
また、一般的には以下のような対処法があります。
- 安静にして休養を取る。特に睡眠が重要
- 部屋の温度や湿度を適切に保つ。(気温18〜20℃、湿度50〜60%程度)
- 水分を十分に補給する。(お茶、ジュース、スープ類など)
インフルエンザの予防
インフルエンザは普通のかぜとは違う注意が必要な感染症です。特に小さいお子さんや高齢者は重症化や合併症を引き起こす可能性が高いので、早めの予防と治療が大切です。症状が出たら、早期の受診を心がけましょう。抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果が期待されるため、早ければ早いほど、症状が軽くなる場合があります。
日常生活での予防
■インフルエンザにならないために毎日できることを紹介!
日常生活ではまず、体調を整えて抵抗力をつけ、 ウイルスに接触しないことが大切です。
また、インフルエンザウイルスは湿度に非常に弱いので、加湿器などを使って室内を適度な湿度に保つことは有効な予防方法です。
●栄養と休養を十分にとる「体力をつけ、抵抗力を高めることで感染しにくくなります」
●適度な温度、湿度を保つ「ウイルスは低温、低湿を好み、乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂います。加湿器などで室内を適度な湿度(50~60%)に保ちましょう」
●外出後の手洗いとうがいの実施 「手洗いは接触による感染を防ぎ、うがいは口の中を洗浄し、のどの乾燥を防ぎます」
●人ごみを避ける 「病原体であるウイルスを寄せ付けないようにしましょう」
●マスクを着用する 「インフルエンザが流行してきたら外出する際はマスクを着用しましょう」罹患した人には、咳やくしゃみの飛沫から他人への感染を防ぐ効果もあります。『人に対して』という意味で『エチケットマスク』などといわれることもあります。
ワクチンによる予防法
■インフルエンザワクチンの種類と摂取のタイミングについて紹介!
最も確実な予防は流行前にワクチン接種を受けることです。
特に、高齢者や心臓や肺に慢性の病気を持つ人、気管支喘息を持つ小児など、インフルエンザにかかると重症化したり、合併症を引き起こしたりする可能性の高い人は、医師と相談の上、早めに接種することが望ましいと考えられます。
ワクチン接種は、インフルエンザへの感染または重症化の予防となります。ただし、ワクチン用のウイルスは孵化(ふか)鶏卵で培養するため、卵などにアレルギー、けいれんの既往症、免疫不全のある人、熱を出している場合などには接種できないことがあるので、医師に相談してください。
ワクチン接種のタイミング
インフルエンザワクチンは接種してから実際に効果を発揮するまでに約2週間かかります。ワクチンには2回接種と1回接種があり、2回接種の場合、2回目は1回目から1~4週間あけて接種します。通常、流行期間が12~3月ですから、11月中旬頃までには接種を終えておくとより効果的です。
また、流行してからの接種は、抗体価が十分上がる前に感染する危険性がありますが、抗体価が上昇していれば症状が軽くなります。より詳しいことは医師に相談してください。
まとめ
インフルエンザの予防には清潔と、普段の食事や適度な休養での免疫力の維持が効果的な方法です。特に言えることは、手を介しての感染が多くみられるインフルエンザウイルスには、手を洗うことを忘れてはいけません。