無呼吸対策 いびきや寝不足にならないために!
ちゃんと眠れていますか?あなたの睡眠は大丈夫?寝不足?いつも眠いのは、いつもだるいのは… もしかしたら“無呼吸”かもしれません。
いびきをかいていると、よく寝ていると思いがち。でも、じつはその逆なのです。いびきは、睡眠中にのど(上気道)が狭くなったとき、そこを通る空気が発する振動音で、寝ると舌のつけ根が奥へ下がり、周りのの筋肉もゆるむため、だれでも少しはのどが狭くなります。
健康な人の場合は、極端に狭くなることはないので、寝息といった程度の音しかしません。ところが何らかの異常があると、のどの狭まりもひどくなり、いびきとなります。ここでは無呼吸対策としてまずその症状や原因から入り”無呼吸”にならないためにその方法をお伝えします。
Contents
睡眠時 無呼吸症候群の症状は
山陽新幹線の運転手が走行中に数分間も居眠りをしていた、というニュースがありましたが、その原因になっているのが、睡眠時無呼吸症候群です。睡眠時呼吸障害のうちもっとも症状が重いので、睡眠中に何回も呼吸が止まってしまいます。こうした状態をくり返していると、寝ていても脳やからだの疲れがとれないため、翌日の仕事や家事にも影響します。その典型が居眠り運転で、交通事故の大きな原因となっています。
■睡眠時無呼吸症候群の主な自覚症状は
- ●睡眠中に大いびきをかく(家族からおこられる)。
- ●睡眠時間はたっぷりとっているのに、朝起きたときに熟睡感がない。
- ●朝起きたときに頭痛や頭が重く感じるときがある。
- ●日中に強い眠気が起こる。
- ●仕事中の集中力が低下し、うっかりミスが多い。
また事故にはならないまでも、大切な会議中につい寝込んでしまったり、仕事上でもぼんやりミスを重ねたりすることになりかねませんから。
大いびきをかく、あるいは昼間我慢できないほどの眠気におそわれる…こうした症状が続くときは、睡眠時無呼吸症候群を疑って受診したほうがいいかもしれない。
いびきの原因は
睡眠時 無呼吸対策 いびき無呼吸対策は!
●いびきを解消して生活習慣病を予防する
いびきは軽いうちなら、自分で治すことができて、もっとも簡単な方法は、横向きに寝ること。からだを横向きにすると、あお向けのときほど、のどが狭くならない。横向き寝によっていびきが消えたり、軽くなったりする人は少なくないのです。ただし太っている人は、横向き寝が苦手なので、まず肥満を解消するように!
寝入るときは横向きでも、すぐにあお向けになってしまう人もいて、夜中に何度も寝返りをうつので、ある程度は仕方ありませんが、まず横向きに寝るクセをつけるようにします。それには、抱き枕を使ったり、背中にまるめた毛布を当てておく方法もあります。
また睡眠薬を常用していると、いびきをかきやすくなります。そうした場合は薬をやめたり、病院で軽い薬に変えてもらうことも必要。
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無呼吸症候群 治療法
睡眠時無呼吸症候群( Sleep Apnea Syndrome )は、略してSAS(サス)と呼ばれ、寝ているときに何度も呼吸が止まったり、止まりかけたりする状態(睡眠呼吸障害)のために質の良い睡眠が取れず、普段の生活で強い眠気や疲労感などの自覚症状を伴います。一般的な特徴には大きないびきも挙げられます。
病院へ行くまえにSASがどのような症状なのかしっかりと頭に入れて向かってください。治療法として「CPAP治療」・「マウスピース」、根治療法の「外科的手術」の3つがあります。
無呼吸症候群 CPAP治療
「Continuous Positive Airway Pressure」の頭文字をとって、「CPAP(シーパップ)療法:経鼻的持続陽圧呼吸療法」と呼ばれます。閉塞性睡眠時無呼吸タイプに有効な治療方法として現在欧米や日本国内で最も普及している治療方法です。
CPAP療法のは、寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させるもの。
CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻につけたマスクから気道へと空気が送り込まれます。
無呼吸症候群 マウスピース治療
睡眠時無呼吸症候群を歯科装具(マウスピース)で治療するケースもあり、スリープスプリントとも言われている。下あごを上あごよりも前方に出すように固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法。
作ってもらうのはSASについての知識があり、マウスピースや口腔内装置を作り慣れている専門の歯科医にお願いするのが良い。
マウスピースをつけて寝るだけ、と思うと手軽に思えるかも知れませんが、必ずしも全ての症例に効果的な治療方法というわけではなく、中間の症状までの閉塞性睡眠時無呼吸タイプに対しては比較的効果が見られやすいが、重症の方の場合には治療効果が不十分とされる報告もあります。重症度をきちんとつかんで、主治医とよく相談した上で治療を始めるのが良い。保険診療の適用になるかどうかも歯科医にご相談したほうがいいです。
小児の多くや成人の一部で、SASの原因がアデノイド(咽頭扁桃)や扁桃肥大などの場合は、摘出手術が有効な場合があります。
UPPPという軟口蓋(のどちんこ)の一部を切除する手術法もあり、治療効果が不十分であったり、数年後に手術をした部位が瘢痕化してSASが再発することが少なくない。また、米国では狭い上気道を広げる目的で上顎や下顎を広げる手術も行われていますが、日本でこの手術を行える医療施設は限られています。
無呼吸対策 枕
枕は睡眠にもっとも重要で、一晩に20〜30回くらいの寝返りをうちますが、これをいかに眠りやすくできるかが熟睡の鍵になる。寝返りには、身体のゆがみをとったり、眠っている間の温度調節をしたりする大事な役割があります。
自分に合わない枕を使っていると、寝返りがうちにくくなるため、浅い眠りにつながるし、高さが高すぎる枕は、寝ている間に頚椎を歪めてしまうため肩こりや首こりの原因になります。さらに脳に血液がまわりづらくなり、頭痛につながることも。また、高すぎ低すぎは首や肩の痛みだけではなく、腰を痛めてしまうことにもなりかねない。
●自分に合った枕を選ぶ
・ウレタン枕➡押すとよく沈む低反発ウレタンは、頭をしっかり支えてくれるものの、通気性があまり良くない素材。
・高反発枕 ➡ 弾力があり寝返りをうちやすいが、水洗いができず、価格は高い。
・羽毛枕 ➡ 羽毛の質感が柔らかく、通気性に優れているが、柔らかさゆえ頭を支える力が弱いと感じることもある。
・ポリエステルわた枕 ➡ ふわふわと弾力性のある素材だが、へたりやすく安定感が少ない場合も。価格は安い。
枕の最適な高さは人によって異なりますが、良いのは仰向けに寝ていても立っているときと同じ姿勢になる高さです。枕に頭を乗せたとき、喉や首筋に圧迫感がないかを確認してみること。また、首の角度が15度くらいになる高さがおすすめ。首まわりの筋肉がゆるんでリラックスすることができる。
まとめ
日本人の睡眠時間はは欧米諸国に比べると短いとよく言われますが、特に女性に多いというデータがあります。厚生労働省のデータによると、現在、日本人の5人に1人は、睡眠時に何らかの問題を抱えているとされています。時間が不足しているばかりか、内容にも問題があると考えられる睡眠。しかも睡眠不足は、生活習慣病の原因になるともいわれています。すこしでもあなたの睡眠がよくなればそれに越したことはありませんが、忙しいから時間がないからではなく、自分の体ですからあいまいにせず、ちょっとおかしいと感じたなら必ずチェックしてくださいね!