体を温めると、「酵素」が活性化される

「冷えは万病のもと」と昔から言われるとおり、体が冷えると、血行が悪くなり代謝の低下をまねきます。体温が1度下がると、酵素の働きは半分以下になります。免疫の要であるNK細胞(36.5℃~37℃で活性化する)もつくられにくくなり、免疫力は40%近くも落ちてしまいます。冷えは足元から始まり、お腹、肺へと広がり、便秘や下痢、腎臓病やリウマチ、アレルギー症状やうつ病などさまざまな病気を引き起こします。
■NK細胞 (ナチュラルキラー細胞)
がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけて攻撃するリンパ球です。 生まれながらに備わっているからだの防衛機構である自然免疫に重要な役割を担うと考えられている。
「冷えにくい体質」づくりのコツ
冷えを防ぐには、まず足元を温めることです。そこで一番のおすすめは足湯です。冷えの解消はもちろん、汗をかくことで体内の毒だしにもなり、肩こりや頭痛、腰痛、慢性病の改善にも効果があります。
足湯の方法はつぎのとおり!
①バスタブに熱め(43℃~44℃)のお湯を張り、粗塩を大さじ2杯ほど入れてよくかき混ぜる、備長炭を入れればなおよい。
②バスタブのふちに腰かけ、ひざから下をお湯につける。上半身は冷え防止と汗をかくために厚着をして、事前にコップ1~2杯の水を飲んでおくこと。
③そのまま30~40分ほど温まる。お湯が冷めないよう熱いお湯を足したり追い炊きを行う。
④十分に汗をかいたら、ひざから下に10秒ほど冷水をかけておしまい。
最後に水をかけることで、広がった血管を引き締めて熱が失われるのを防ぎ、交感神経が刺激されてさらに代謝がよくなります。
半身浴で下半身を温める
下半身を温める半身浴でも同様の効果があります。最近は冷房の使い過ぎで夏でも体が冷えている人が少なくありません。夏場でもシャワーだけで済ませず、湯船につかって体を芯から温めることが大切です。天然のラドン温泉や岩盤浴もカラダに負担がかからず、自然に汗がかけるのでおすすめです。
眠るときは湯たんぽを使うのもいいです。一晩中、体全体をあたため続ける電気毛布は、整体リズムを狂わせるのでおすすめできません。
生野菜や果物中心の食事を始めたばかりのころは、一時的に体が冷えやすくなることがあります。そんなときは、お茶に黒酢を少し入れて飲んでみてください。この温熱効果はサーモメーターで証明済みです。結果的には、酵素食を続けていくうちに、毛細血管の血流がよくなり、しだいに冷えにくい体質になっていきます。