「酵素」を効率的に摂取する食べ方の工夫で、血液をサラサラにする!
生野菜や果物から摂る食物酵素を2倍、3倍に増やす方法が、じつはあります。それはすりおろして食べることです。細胞内の酵素はそのまま便として体外に出てしまうこともあるのですが、すりおろすことで細胞膜が破れ、閉じ込められていた酵素が細胞外に出てくるので、体内に吸収される酵素の量はグンと増えてきます。消化もよくなり、消化酵素が節約されるため代謝酵素の働きが活発になって体調がアップします。
「すりおろし」におすすめは大根!血液をサラサラに!
「すりおろし」にオススメなのは大根で、大根には、消化酵素「アミラーゼ」をはじめ、100種類を超える酵素があり、ビタミンCやミネラルも豊富です。さらには強力な抗酸化力をもち、抗がん作用、殺菌作用のほか、【血液をサラサラにするイソチオシアネート】というファイトケミカルも多く含まれています。
これらの物質は、すりおろすことでいっそう効果が高まります。胃の悪い人は、じゃがいも、大根、ショウガの「おろし」が大変効果的です。じゃがいもはもちろん芽を取り皮をむいてからおろします。これは意外で、胃潰瘍や胃炎の特効薬になるので驚きです。量の目安は、ジャガイモ1個、大根は3センチ、ほんの少々と考えてください。
そのほか、すりおろして食べる果物といえば、なといってもリンゴです。子供のころ病気になったときにすりおろしたリンゴを食べた方も少なくないと思います。「すりおろし」は野菜や果物がもっている酵素と栄養素を最大限に摂り入れることができる、ひじょうにすばらしい食べ方です。
おろし金は金属製のほうが栄養素をしっかり取り出してくれます。酵素を手軽にたくさん摂るにはジュースにするのもいいですね!すりおろしと同様、ジュースにすると、野菜や果物の細胞が壊れて酵素が吸収しやすくなります。
ジュースがいいのは、いろいろな野菜や果物を組み合わせることで、栄養素のバランスがとりやすくなり,味の調節ができるところです。
■おすすめスタミナジュース
- ①ベースはニンジンとバナナ
- ②季節の野菜や果物(きゅうり・トマト・リンゴ・ミカンなど)
- ③豆乳とスプーン1杯の黒酢を入れてジューサーにかけて出来上がり
ハチミツや羅漢果(中国の甘味植物)などを入れてもおいしく飲むことができます。アルギニンやトリプトファンなどのアミノ酸、抗酸化ビタミンやファイトケミカルもいっぱい摂れて、自律神経のバランスが整い、血液サラサラ、滋養強壮にも効果が高いジュースです。ミキサーや高速ジューサーは酵素自体を壊しやすいので、ジュースをつくるときは低速ジューサーを使い、しぼりかすも一緒に摂るようにしましょう。
すりおろしもジュースも酸化しやすいので、つくったら時間を置かず早めに食べてくださいね!