ミニマリスト 服 ワードローブの整理の仕方 服編
季節の変わり目になると、なにかと気になるワードローブです。クローゼットにはその時期に流行った服や、足らなくて買ったトップス、アウター、インナーなど、ごちゃごちゃになっていて今日はなにを着て行こうかとか、整理しなければならない、なんて思うことが多いかと思います。今回はミニマリスト服編と題してワードローブの整理の仕方をお伝えしたいと思います。
※ワードローブ 衣装ダンス、衣裳部屋の意味。衣装ダンスから派生してその人の持っている衣装または衣装の組み合わせのことを言う。 ファッションスタイルを完成させるために必要なアイテムを指す場合もあり、コレクションやコーディネートを完成させる衣服の数々、という意味で使用されることがある。
Contents
ワードローブ整理の手順
- 1.服の種類を分ける
- はじめにクローゼットに入っている服を全部引っ張り出して、Tシャツ・ジーンズ・アウターなどそれぞれアイテムごとに分けると「こんなの持っていたっけ?」と忘れている服が多いことに気が付くはずです。
- 2.服をこれから着るか着ないかを判断する
- 次にその服がこの季節に着る洋服なのか着なくてもよいものかを決める。
- 3.着ない服を処分する
- もうこの服はサイズも小さいし、デザインもかなり古く、着れそうもないと感じたら思い切って処分してしまう。
この3つのステップを行うことで、かなりの量の服が整理され、クローゼットはゆったりとしてスッキリしてきますが、処分するときの迷わない判断材料として夏物や冬物、冠婚葬祭用と3つに分けると処分しやすいかもしれません。またデザインなど気に入った服でボタンがとれていたり、ほころびがあったり、修理すればまた着れる服は、それでまとめておいて時間があるときに直せます。
服の収納スペースを確保する
ワードローブ手順の画像にあるように、ミニマリストはクローゼットにかかっている服の薄いTシャツや、インナーは収納ケースにたたんで整理します。また衣類は柔らかいので、くるくる丸めたり、ぎゅっと押し付ければ、かさが減ります。しかし、こんなよけいなことをせず、ストレスなく収納するのが理想です。自分がどれだけ収納スペースを持っているか、確認するのがワードローブをうまく管理するコツです。たくさんスペースがある人は、紙に書きだしたほうがいいですね!
女性ミニマリストの服はトータル20~30枚
「ミニマリストの服」と聞いてまず気になるのは、やはり「枚数」ではないでしょうか?ライフスタイルによって必要最小限の服の数は違うので、「何着以下でないとミニマリストとは言えない」といった決まりはないです。外に仕事に行く人、家で過ごす時間が長い人、小さな子供がいる人によって必要な服は人それぞれです。個人差はありますが、全てのシーズンの服を合わせたトータルが、20~30着くらいが女性ミニマリストの平均値のようです。
「フランス人は10着しか服を持たない」
60万部を超えるベストセラー「フランス人は10着しか服を持たない」をご存知ですか?
この本の中で、「フランスの一般的なクローゼットが、ハンガー10本程度しか掛けられない小さなものである」という事実が明らかになり、話題になりましたが、それまで日本人は「オシャレなフランス人たちは皆、広いウォークインクローゼットに山のように服を持っているはずだ」と思い込んでいたのです。世界一ファッショナブルなフランス人のクローゼットは小さく、ワードローブはミニマムなのです。
【Oggi】【SPUR】【MORE】地曳いく子さん
「Oggi”」や 「SPUR」、「MORE」など多くのファッション誌を手がけるスタイリストの地曳いく子さんはこの著書で、『日本の女性は「バリエーションの呪い」にかけられている』と書いています。
バリエーションの呪いとは、「女子は、毎日違う格好をしなければいけない」という、恐ろしく、根強く、理不尽な思い込みのことです。
この「毎日違う格好をしなければ」という思い込みの最も悪いところは、コーディネートのバリエーションを増やそうとするあまり、微妙な服をワードローブに混ぜてしまうことです。
つづけて地曳いく子さんは、要するに「おしゃれな人」はダサいものを着ない人のことで、もはや似合わなくなったダサい服を手持ちから排除するだけで、誰でもおしゃれの底上げができます。と言っています。まず服を減らすことから始めてください。
買い物は「1 in 1 out」が鉄則
衣類は基本的に消耗品ですから、頻繁に着てほころびた服はアップデートが必要ですし、流行のアイテムが欲しくなることもあります。そんな時は、「1 in 1 out」にするといいです。
「ひとつ買ったら、ひとつ捨てる」という、ミニマリストの買い物の鉄則です。これを守っていれば、数が増えることは絶対にありません。
洋服のレンタルサービスを利用する
服を増やしたくないけど、流行のファッションも楽しみたい!という方は、洋服のレンタルサービスをオススメします。最近は流行の洋服も安く買えるため、「今シーズンだけ着て捨てればいい」と気軽に購入する傾向があります。
でも、いざシーズンが過ぎても「まだ着れるから・・・」と捨てずに溜め込んでしまったり、「買ったけど似合わなくて結局1回も着なかった」なんてこともよくあります。
洋服のレンタルサービスを利用すれば、流行の服も楽しめて、シーズンが過ぎたり似合わなかった服は返却することができるので、家に余計な服が増えることはありません。
- 洋服のレンタルサービスのひとつ、「メチャカリ」なら「earth music&ecology」や
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- 題。 返却期限がなく、返却の際にわざわざクリーニングに出す必要はありません。
- さらに気に入った洋服は割引価格で買い取ったり、60日間借り続けて洋服をもらう
- こともできるので、いらない服は返却し、本当に必要な洋服だけを手元に置いてお
- くことができます。
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クローゼットを開けるのが楽しくなる
だいたいの部屋に備わっているクローゼットは「10着がぎりぎり入る程度の大きさ」というのがパリのスタンダードです。そこにゆったりと収まっている服を見ると、気分が落ち着いて、あれこれと探したり迷ったりすることがないし、どれも気に入った着心地よいものばかりなので考え方も前向きになります。
服の管理も上手になる
着る服が少ないので、まめに洗濯したり服をこまめにケアするようになり、料理をする際にはエプロンをつけて服が汚れないように気を遣うなど、良い習慣が身に付きます。また画像のように服の絵をそれぞれメモをすることによって、どのような服があるかも一目でわかりますし、数少ない服をどう組み合わせるか着こなしに頭を使うようになり、何通りもの組み合わせをを考えるようになります。
最後に
気になってはいるのだけれど、なかなか踏み出せないクローゼットのなかの「ごちゃごちゃ感」がなくなれば「これしか着られない」ということはなく「悩まずこれを着ればいい」と前向きに感じられるミニマリスト。
あなたも自分ではじめられるところからスタートさせて、シンプルに心のゆとりとスッキリとした服のイメージを変えて、今までと違うあなたなりの新しいライフスタイルを手にしてみてはいかがでしょうか。