酢しょうがの作り方 ダイエットに効果的な酢しょうがの効果は!
身近で安価な食品、「酢」と「しょうが」ですが、TBSのテレビ番組で取り上げられてから、少しづつその効能、効果が知れ渡るようになりました。けれども高価なサプリメントに匹敵する【酢しょうが】を家庭で作り、食べている人は少ないのではないでしょうか?ここでは家で簡単に作れてカラダに非常に良く、しかもダイエット効果が優れている【酢しょうが】のレシピや効果効能についてお届けしたいと思います。
酢・しょうが
■酢
酢には穀物や果実をアルコール発酵、酢酸菌で酢酸発酵させた醸造酢と酢酸を薄めて味を人工的に付けた合成酢の2種類があります。余分なものが入っていない熟成した「醸造酢」を必ず選ぶこと。
見分けるポイントは簡単で原材料の部分をみて「合成酢」と書いていないお酢を選んでください。また、「醸造酢の中でも良いお酢を選びたい!」というときは、原材料を見て天然の素材だけが書いてあるお酢を選んだほうがいいですね。
無駄なものを一切入れず発酵させたお酢なので、純米酢・純リンゴ酢など「純」がついていることが多いです。調味料や飲料として使われる酢ですが、疲労回復効果やストレス解消など、さまざまな効果や効能を発揮する食品です。ここでは5つの項目で紹介します。
・食欲増進
酸っぱさが摂食中枢を刺激して食欲が出るだけでなく、酸っぱい味で唾液や胃液が出て消化も促進されます。消化が促進されると胃もたれの予防にもつながります。また疲れがたまりやすい暑い夏にピッタリの食品です。
・疲労回復
酢酸が体内に入ると「クエン酸」に変わり、「クエン酸」は疲れのもとになる乳酸を取り除く役目を果たします。
・血液サラサラ効果
血液をサラサラにする成分は「クエン酸」で血流が良くなると、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・肩こり・冷え性などの予防と改善ができます。
・ストレスを緩和
ストレスを緩和する成分は「クエン酸」で自律神経を正常に保つ働きをします。またお酢はカルシウムの吸収を高めるチカラも持っています。魚の南蛮漬けは、お酢が魚の骨をやわらかくしてカルシウムを吸収しやすくしているのでオススメ料理です。
また、お酢はストレスから体を守る「副腎皮質ホルモン」の分泌を高める効果もあるので、ストレス社会に生きる私たちにとって、お酢は欠かせない調味料と言えます。
※副腎皮質ホルモン→副腎皮質(腎臓の上部)から分泌されるホルモンの総称で、生命維持に欠かせない。体内の無機質・水分代謝の調節を行うものや血糖値の上昇、肝臓のグリコーゲンやケトン体の生成を促進する。
・ダイエット効果
お酢のダイエットに効く成分として酢酸とアミノ酸があります。酢酸は体内で脂肪が合成されることを抑え、アミノ酸は脂質が燃焼することを促進します。脂質は食事から摂る以外に体内でも合成されているので、お酢は、体内で脂質ができるのを抑えてくれるので、食事に気を使えば脂質を摂りすぎなくて済みます。
また、お酢は脂肪の原因になる「悪玉コレステロール」も分解してくれます。
■しょうが
しょうがには葉しょうがと根しょうががあり、根しょうがには収穫して7~11月頃に出荷される新しょうがと新しょうがを保存して翌年出荷されるひねしょうががあります。
根しょうがは切り口がみずみずしいものを選び、乾燥していたりカビなどが生えているものは避けて、乾燥している場合は切り口を薄く切ればまだ使えます。葉しょうがは、つやのいいものを選び、葉の緑と茎の紅色と根の白とそれぞれの色が、くっくりしているものを選んだほうがいいです。
しょうがは寿司の薬味や料理の下味に使われることが多いですが、しょうがを摂取することの効果効能はもちろんですが、摂取しすぎると体の調子をこわすこともありますので、より良く食べるために注意点をお伝えしたいと思います。
・免疫力を高める
生姜の辛み成分である「ジンゲロール」はファイトケミカルの1種です。ファイトケミカルとは、植物が外敵から身を守る際に作られる物質のことです。このジンゲロールは抗酸化作用が高いので、免疫力を高める効果があります。
・美肌効果がある
生姜を熱すると、ジンゲロールの1部は「ショウガオール」に変わります。ショウガオールは熱を作り出す物質なので、肌の新陳代謝が促進されます。新陳代謝が良くなると、シミやシワなどの改善を手助けしてくれるので、美肌効果もあると言われています。
・血行をよくしてくれる
生姜は熱することで「ジンゲロン」という物質を生み出します。このジンゲロンは身体を温める作用があるので、芯から「ポカポカ」と温まり、血行が良くなります。血行が良くなると、脂肪も燃焼しやすくなります。
●しょうがを食べるときの注意点
🔶1日の摂取量
身体にとって様々な効果がある生姜ですが、1日にどれぐらい摂取するのが良いのでしょうか?生姜の1日あたりの摂取量のめやすは、10グラムと言われています。すりおろした場合は大さじ1杯、パウダーの場合は小さじ1/2と覚えておきましょう。
・乾燥肌の人は注意
生姜に含まれる「熱」を生み出す作用は、乾燥肌や肌の炎症を悪化させてしまうことがあります。肌が弱い方は、少量ずつ摂取をして様子をみてください。
・胃腸の弱い人は注意
胃腸が弱い方は食べ過ぎることにより、腹痛や下痢などを起こすことがあります。1日の摂取量を守り、それでも体調を崩すようであれば、少量にした方が良いですね。
・妊娠中は注意
生姜を摂取しすぎると、流産を起こす危険性があると言われています。妊娠中の場合は必ず1日の目安を守り、過剰に摂取することのないようにして下さい。
酢しょうがダイエットで脂肪を燃やす!
ダイエットと聞くと、きつい筋トレや有酸素運動、多くのダイエット食品を思い浮かべたりしますが、それぞれ、その人に合ったダイエットの方法がありますので一概には言えない部分もあるかもしれません。だけれどこの【酢しょうがダイエット】はコツさえつかめばダイエット効果が期待できると話題になっています。材料は身近にある酢としょうがとハチミツだけで作り方は家で簡単に作れます。これだけで入らなかったズボンがスッと入ったり、スッキリした体形になれたらこんな嬉しいことはありません。
■なぜ痩せられる!
お酢としょうがは、ともに体を温める食材で、お酢の主成分「酢酸」が体内で細胞に取り込まれると、アデノシンという物質に変わります。アデノシンは血管を広げてくれる作用があるとされ、体の隅々まで血液を流すように働きます。しょうがに含まれる「ショウガオール」は、全身の血液循環をよくしてくれます。また、「ジンゲロール」は、抹消の血管を広げてくれる作用が期待されています。
しょうがに含まれる「ショウガオール」は、全身の血液循環をよくしてくれます。また、「ジンゲロール」は、抹消の血管を広げてくれる作用が期待されています。
point ➡ショウガオールとジンゲロールの成分は皮部分に多く含まれているので、しょうがは皮ごと使ってください。
■小堺一樹が酢しょうがを実践!
小堺一樹が10日間チャレンジした酢ショウガの場合、1回大さじ1杯強(約30g)で若返り効果が期待でき、最も効果的な食べ方としては朝昼晩など1日3回くらいに分けて食べて、それと酢ショウガを3食の食事に色々な方法で取り入れて摂取し、以下のような結果がでている。
酢しょうがの作り方
■材料
お酢 100㏄
しょうが 100g
ハチミツ 20g
■作り方
1、しょうがは皮ごと使います。よく洗ったら、1ミリ幅程度に薄くスライスし細長く切り、保存容器に入れます。
2、1のなかに、お酢を並々と注ぎます。
3、最後にはちみつを加え、一晩浸けたら出来上がりです。
食べかた、使い方
1日に酢しょうがを食べる量の目安は、10gです。これをそのまま食べたり、調味料に使ったり、食事に混ぜて毎日食べるようにしてください。
そのまま食べるのが苦手という人は、千切りにしてスープに加えるだけでスープのコクが増します。また、天ぷらの衣を作る際、酢しょうがをみじん切りにして混ぜ込むと、風味豊かでサッパリとした天ぷらに仕上がります。
なお、酢しょうがは、1日置いたあとのほうが食べやすくておすすめ。しょうがとお酢がなじんで、酸味もまろやかになります。